こんなことがありました!

半径は?直径は? ~3年算数科 授業研究会~

今、3年生は、「まるい形をしらべよう」の学習をしています。前の時間に、「まるい形を『円』ということ」や「(円の)中心」「半径」などについて学習しました。そこで、先生から出された宿題は、今日学習する部分の予習をしてくること(3回読んで、大事なところ(定義文)をノートに書いてくること)でした。

今日の算数の時間は、そこからのスタートです。

「中心を通るように円のまわりからまわりまでひいた直線を直径といいます。直径の長さは、半径の2倍です。直径どうしは、中心で交わります。」

と、教科書に書いてありますが(ノートに写してきましたが)、先生からの「直径ってどこ?」の問いかけに、子どもたちからいろいろな答えが・・・。「円のまわりからまわりまで」という言葉が、子どもたちにストンと落ちていないのです。そこで、教師は、先ほどの定義文に戻りながら、文とそれを表している図を照らし合わせながら「直径」について、子どもたちに理解させていきました。

切り取った円を使って、円の中心を見つけたり半径や直径を確認したりしました。そこで児童の手元をタブレットで撮影して電子黒板に拡大しています。

その後の課題は、アンパンマンのような形です。小さな円の半径は3cm。大きな円の直径は?半径は?

子どもたちは、①一人で考える、②友達と相談して考える、③先生にヒントを教えてもらう、の3つのコースから選択し、課題解決をしました。考えるときも、友達に説明するときも、何度も先ほどの定義文に戻りながら考えました。少し難しかった問題だったからこそ、子どもたちの知的好奇心をくすぐったようです。